アコム株式会社は、消費者金融大手であり、現在は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社です。「むじんくん」という自動契約機を初めて開発した会社といわれています。「初めてのアコム」のキャッチフレーズでのCMも有名です。
また、三菱東京UFJ銀行(バンクイック)、じぶん銀行(旧DCキャッシュワン)、スルガ銀行などの信用保証業務を担当しています。
受任通知から取引開示までかかる時間は約2週間です。取引履歴は、かなり昔の取引であっても開示して来ます。
訴訟前の任意交渉の場合、過払い金元金の8~9割を5,6カ月後の返還となります。訴訟提起すれば過払い金満額の返還に応じます。
訴訟前の任意交渉での回収割合も高いので訴訟になるケースは少なかったのですが、徐々にアコム側からの提示金額が低下してきており訴訟になる案件は増えています。
(平成27年12月追記:ここ最近は過払い金返還訴訟を避ける傾向にあるようで、訴訟前の任意交渉の段階で過払い金元金100%の返還に応じることも多くなってきています)
任意交渉のやり取りに一番手間がかかりますが、大手消費者金融の中では、過払い金を回収しやすい会社です。
弁護士介入により、返済・督促は止まります。利息制限法に引き直し計算で借金を減額して、残額を原則3年間以内の分割返済に応じてもらっています。金額によっては60回払いにも対応してくれます。
将来利息のカットについては、借入後数回の返済しかしていない状態での任意整理の場合は、応じてくれないことがあります。
個人再生を行う場合、小規模個人再生手続においては、債権者の半数の同意が得られない場合は再生計画が認可されません。
最近、アコムが債権者の場合において、アコムが再生計画に反対することが多くなってきましたので、アコムの債権額が総債権額の過半数を占める場合は注意が必要です。
アコムに対する過払い金請求を行う場合、次の借金がある方は注意してください。一括弁済を迫られたり、信用情報に債務整理を行った情報が載る可能性があります。
三菱東京UFJ銀行の個人向けカードローン「バンクイック」は、アコムが保証会社になっています。アコムに対して過払い金請求をすると、バンクイックも同時に債務整理を行ったことになり、バンクイック分の一括弁済を迫られる可能性があります。
じぶん銀行(旧DCキャッシュワン)のカードローン「キャッシュワン」は、アコム が保証会社になっています。アコムに対して過払い金請求をすると、キャッシュワンも同時に債務整理を行ったことになり、キャッシュワン分の一括弁済を迫られる可能性があります。
過払い・債務整理の無料法律相談を実施しています。